メキシコの魅力は、コントラストでしょうか。色、光と闇、古代と現代。混沌とした魅力に翻弄されつつも、いつ行っても新しい発見があります。
本展で私のイチオシは、マヤ文明の「金星周期と太陽暦を表わす石彫」です。この石彫は、私が現代マヤの人達と共同制作した絵本《NeNe Sol-末っ子の太陽-》の表紙と似ています。マヤ人の横顔をもつ石彫のようなこの絵本は、7月22日(土)から東京都美術館で開催される企画展「うえののそこから『はじまり、はじまり』荒木珠奈 展」に出品します。ぜひ、「古代メキシコ展」とハシゴしてご覧頂きたいです。